中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の常務董事・製品投資委員会主任・端末BG董事長を務める余承東氏は11月26日の新製品発表会で、同社初の会話ロボット「智能憨憨(スマートハンハン)」を11月28日午前10時8分に発売することを発表しました。価格は399元(約8800円)です。

ロボットの詳細は明らかにされていませんが、ファーウェイがAIスマートコンパニオンロボット市場へ本格参入したことを意味していると捉えられています。

中国のAI玩具市場では目下、数種類のAIスマートコンパニオンロボットが発売されており、動作と表情のやり取りを中心に、家庭内の付き添いシーンにサービスを提供しています。将来的に、AI育成系スマート玩具は玩具市場の次のヒット商品となり、ユーザーに安全、安心、温かい情緒的な価値と付き添いサービスを提供できるとみられています。

中国大手通販企業「京東(JD)」のAI玩具白書の分析によると、AI玩具の市場規模は2030年までに1000億元(約2兆2000億円)を突破する見込みです。中国国産AI玩具は製造コスト、研究開発期間、進化スピード、サプライチェーンの完全性などにおいて顕著な優位性を持ち、中国メーカーによるオリジナルIPや国際ライセンス分野での積極的な配置、ハードウェアとソフトウェアの融合により、世界的な影響力を持つ超人気AI玩具製品の開発が熱望されており、世界のAI玩具産業における競争の障壁をさらに打破するとみられています。(提供/CRI)

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