世界最大手の電気自動車用電池メーカー、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)と多国籍自動車メーカーのストランティス N.V.は11月26日、スペインのアラゴン自治州に投資・建設する大型リン酸鉄リチウム電池工場の起工式を開催しました。
この工場は総投資額41億ユーロ(約7432億円)で、電気自動車用リン酸鉄リチウム電池を生産し、完全なカーボンニュートラルの実現に取り組みます。
スペインのジョルディ・エレウ産業・観光大臣は、「中国はスペインにとって、最も重要な協力パートナーの一つであり、今回の協力は電動化時代に技術を共有し、グリーンエネルギーエコシステムを共同で建設する双方の確固たる決意を示すものだ」と述べ、「この工場はスペインに雇用機会を創出するだけでなく、今後数十年にわたる世界自動車産業構造におけるスペインと中国の連携をアピールし、開放と協力がもたらす大きな影響を反映している」と説明しました。
駐スペインの姚敬中国大使は、「中国が目下スペインで手掛ける最大の投資プロジェクトとして、この工場は象徴的な意義を持っており、電池分野の協力だけでなく、両国のグリーン転換、産業の高度化、未来の発展に対する共通の約束を象徴している」と強調しました。また、「グリーン転換には各方面の協力が必要であり、いかなる国や企業も単独では達成できない。両国は協同、相互信頼、共通のビジョンを通じて、共に成長し共に利益を得るエコシステムを構築していく」と期待を寄せました。(提供/CRI)











