軍事と定期運航民間航空を除いた航空分野であるゼネラル・アビエーション(一般航空)に特化した国際航空展示会の「AEROAsia2025(アエロアジア2025)」が11月27日に、中国南部の広東省珠海市で始まりました。同展では中国内外のゼネラル・アビエーションと低空域経済分野の新成果が集中して出展され、従来型の航空燃料を使わない航空エンジンも初公開されました。
「AEROAsia2025」での中国航空発動機集団の展示エリアでは、メガワット級ハイブリッドシステムや純電動推進システムなど29種類の製品が初めて公開されました。
関係者によると、メガワット級ハイブリッドシステムは、将来的に3~8トン級のeVTOL(電動垂直離着陸機)や10~20トン級の分散型電気推進航空機に提供される動力システムとして開発されたものです。
ハイブリッド動力システムに加え、航空燃料を全く用いないで稼働する航空機エンジン、すなわちメガワット級の水素燃料ジェットエンジンも初公開されました。通常では1キロの航空燃料を燃焼すると、3キロの二酸化炭素が排出されます。一方で、水素燃料をジェットエンジンの動力源にすれば、炭素排出量はゼロです。このエンジンは全体性能が中国で初めて関連基準に達し、60時間の連続性能試験も終えました。(提供/CRI)











