ドイツのベアリング大手・シェフラーグループは11月25日、中国東部・江蘇省蘇州市太倉で、人型ロボットスマート工場プロジェクトの調印式を開催しました。これは、デジタル化と人工知能(AI)を融合した同社の人型ロボット次世代型スマート工場が太倉に正式に拠点を構えることを示しています。

シェフラーグループは1995年に太倉へ進出して以来、増資・増産を重ね、太倉を同社の中国最大の製造拠点に発展させてきました。今回調印されたプロジェクトは、人型ロボットのコアシステムに焦点を当て、部品供給能力センター、生産センター、検査センター、AIトレーニングセンターなどの建設を進め、同社がエコシステムを主導し、グローバル競争力を備えた人型ロボット分野のサプライチェーンリーダーとなることを目指します。

調印式では、シェフラー家族取締役会株主兼監査役会会長のゲオルク F.W.シェフラー氏があいさつし、シェフラーが太倉に根を下ろして30年となり、産業協力の深化を通じて深い信頼関係を築いてきたと述べました。また、「シェフラーは常に『中国で、中国のために』との理念を堅持している。今回のプロジェクトを契機に、蘇州との実務協力をいっそう深化させ、中国のAI発展の取り組みに積極的に参加し、より高いレベルの互恵・ウィンウィンを実現していきたい」と話しました。(提供/CRI)

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