広西チワン族自治区の靖西駅から広東省の深セン東駅に向かう列車K950号が南寧-黎塘区間を走行していた際、トウ厚県(デン・ホウシエン)列車長は鉄道オンラインサービス12306のカスタマーサービスから落とし物情報を受け取った。それは「旅客の盛さんが現金10万元(約220万円)が入ったリュックを列車に置き忘れた」という内容だった。
盛さんによると、南寧駅で下車する際にリュックを忘れてしまったとのことで、リュックの中にある現金は息子の結婚資金なのだという。
トウ列車長が落し物情報を受け取った時、列車は南寧駅を出てすでに約50分たっていた。「旅客はとても焦っており、少しでも早く見つけ出してあげたい」と思い、直ちに警乗する警察官に連絡して探してもらった。
列車長と警察官が盛さんの乗っていた席まで来ると、寝台車両の中段に盛さんが説明した通りのリュックがあった。周囲の旅客の持ち物でないことを確認した上で、2人が動画を撮影しながらリュックを開けたところ、10万元の未開封の札束が入っていた。
トウ列車長はリュックを発見するとすぐに盛さんに電話し、「リュックが見つかりました。10万元はそのままです。安心してください」と伝えた。それを聞いた盛さんは「本当にありがとうございます!今日リュックを取りに行きたいのですが、どうすればいいですか?」と急いでいることを伝えた。
そこで、トウ列車長は一番速い方法をすぐに調べ、「リュックは次の貴港駅で下ろし、高速列車に乗せ換えて南寧東駅まで運びます。夜9時過ぎにはそこで受け取ることができます」と丁寧に伝えた。現金を安全に運ぶために、貴港駅の駅員と列車の乗務員が一緒に現金を届けたという。
同日午後9時半、盛さんは現金10万元が入ったリュックを無事受け取り、「リュックを見つけてくれた鉄道職員に本当に感謝している。丁寧に対応してくれたし、とてもスピーディーだった」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











