第11回中国国際老齢産業博覧会(老博会)が11月27日に広東省広州市で開幕した。高齢者用品の新商品約1万種類が展示されており、「スマート—治療—リハビリ—介護—健康」が相互に連動するシルバー産業エコシステムがPRされている。

中国新聞網が伝えた。

展示エリア内に展示されている介護ロボットは、高齢者のリハビリにプロフェッショナルなアシストを提供することができる。また、スマート車椅子ロボットは、ロボットアームと車椅子を巧みに組み合わせた設計になっており、体が不自由な人が介助なしで行動できるようサポートすることができる。4足歩行ロボットは、転倒検知機能や緊急通報機能などを備えており、安全な自宅介護のために技術的保障を提供することができる。お灸・理学療法ロボットや健康ロボットは、高齢者にプロフェッショナルな理学療法サービスを提供することができる。付き添いロボットは、会話や感情認識をすることができ、一人暮らしの高齢者の感情面でのニーズを満たしてくれる。

その他、AIグラスや全地形対応の階段昇降車椅子、中医学の面診(顔を観察した診断)機器、スマート監視・保護服といった製品が注目を集めている。テクノロジーが日常の介護や気持ちの面でのやり取り、リハビリ、モバイルサポート、自宅での安全といったシーンに溶け込み、高齢者の生活をより安全で便利にしているほか、高齢者が尊厳を保てるようにしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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