香港特別行政区政府は12月3日午後、香港新界北部の大埔に位置する高層住宅群・宏福苑で発生した火災に関する捜索・救助・避難対応などの最新状況を説明しました。3日午後2時の時点で、火災による死亡者は159人に達し、捜索・救助作業は継続され、7棟の建物の内部捜索が完了したとのことです。

香港警務處の周一鳴處長は、「火災による死亡者の人数は今後も増える可能性があり、次の段階の捜査は火災が発生した建物周辺エリアに集中する」と説明しました。

香港警察は同日、火災に関連してさらに6人を逮捕したと発表しました。逮捕されたのは火災が発生した建物に消防設備を供給した業者で、ビルの改修期間中、火災警報器の作動を停止しないという約束に違反した疑いが持たれています。

これに先立ち、12月1日午後、香港政府の陳国基政務司長、保安局の鄧炳強局長、廉政公署の胡英明専員、警務処の陳東刑事・保安処長は火災の対応に関する記者会見を開き、調査を継続する中、火災が発生した4棟の複数エリアが難燃基準を満たしていないことを発見したと明らかにしました。廉政公署も同日、改修工事に関する横領の疑いで12人を逮捕し、警察は過失致死罪容疑で13人を逮捕したと明らかにしました。(提供/CRI)

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