中国税関総署は12月8日、今年1~11月の物品貿易は増加を維持し、貿易総額は前年同期比3.6%増の41兆2100億元(約900兆円)で、単月の貿易総額は10カ月連続で増加し続けたと発表しました。

輸出に関連しては、中国では産業チェーンやサプライチェーンが整備されており、主要工業品のうち200種類以上の生産量が世界第1位です。

例えば新エネルギー自動車(電動自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車)、太陽光発電などの産業は低コストと高効率で世界の需要に応え、安定した納品を実現しています。輸出製品の構成は進化し、機械電機類が輸出額全体の6割以上を占め、特にハイテク製品は輸出増加に貢献し続けています。また「一帯一路」共同建設の国々との貿易は21兆3300億元(約470兆円)に達し、多元化した市場配置によって従来の市場からの変動を有効に相殺しました。越境電子商取引が重要な成長点となり、他社ブランドの製品製造(OEM)から自社ブランドの海外進出への転換が実現して輸出競争力が高まりつつあります。

今年1~11月に民営企業(外資系企業を含まず)による貿易総額が前年同期比7.1%増の23兆5200億元(約520兆円)に達し、複雑化した国際環境の中で貿易の安定成長を確保する中核的な柱の役割を果たしました。(提供/CRI)

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