中国のSNS・小紅書(RED)に7日、「日本旅行は本当に疲れる」との投稿があり、反響を呼んだ。

投稿者の女性は疲れる理由の1点目に「狭さ」を挙げ、「ホテルは十数平米しかなく、スーツケースを開けて広げることもできない。

飲食店も狭く、5~6席しかないところもあって、詰めて座らないといけない。夜には行列ができていたりするし、予約が必要な場合もある」とつづった。

2点目は「言葉が通じないこと」で、「基本的に英語は話せないので、彼ら(店)の決まりを超えるようなお願いについてはコミュニケーションが取れない。日本にいる数日は身ぶり手ぶりで意思疎通し、ほとんど話さなかった。伝わらなくて嫌な思いをし、気分が台無しになるのが嫌だったから」とした。

3点目は「ルールが多いこと」で、「常にルールを破っていないか気を張っていた。コンビニや地下鉄の並ぶ位置の表示に何度も混乱させられた。歩きながら物を食べてはいけない、ある場所では電話をしてはいけない、地下鉄ではリュックを前に抱えないといけない…。テンポが速く、地下鉄の駅ではみんながさっさと前に進むので、地図を見ながらゆっくり歩いていると邪魔になってしまう」とした。

4点目は「歩き回ること」で、「1日に数万歩歩くけど、休める場所が見つからない。ごみ箱もほとんどなくて、いつもごみを持って歩いていた」と振り返った。女性は「日本旅行は低エネルギーの人には向いていない」とつづっている。

この投稿に、他のネットユーザーからは「その通り。私も同じこと感じてる」「確かに日本は疲れる」「これは本当。私の最大の印象も『疲れる』だよ。心身ともに疲れた。毎日歩き回って腰が痛くなる。ここ(日本)では200元(約4000円)出してもそこそこのものしか食べられない。金を払って苦しみを味わうためにここ(日本)に来たのかと思う」「私も日本は疲れると思う。うつうつとした雰囲気で、みんな疲れた様子で言葉を発さない。昼に食事をしようとしてもサラリーマンが行列を作ってる。みんな猛スピードで食べるからこちらもゆっくり食べていられないような感じになる。通行人に話しかけてもあまり返事してくれない」といった声が上がった。

一方で、「ひと言。

貧乏!」「疲れるのはお金がないからでしょ。お金があればちょっと良いホテルに泊まったり、タクシーに乗ったり、良い体験ができる」「1、2、4は日本のせいじゃないと思う」「これで疲れるって…。日本は最も便利で快適な国だと思うよ」「エネルギーがいっぱいある人でも、1日に数万歩も歩いたら疲れるよ」「ごみを持ち帰らないといけないのがちょっと不便なのを除けば、どれも大した問題じゃない」「日本はタクシーとホテルが高いことを除けば、個人的に言うことはない」など反論が多かった。

また、「きちんと計画すれば、コスパの良いホテルはたくさんあると思う。レストランの事前予約も普通のこと。簡単な日本語を少し勉強していくべき。もう少し気を配れば、お金がなくても素晴らしい体験はできるよ」「日本の観光地はとても整備されていて、階段には手すりがあるし、必要なところにはエレベーターもある。もう少しゆっくり観光してみれば?外で物を食べなければごみも出ないでしょ」「日本は中国より英語が普及してるし、翻訳アプリだってあるでしょ。どこに並ぶかは周囲の人を見て判断すればいい。歩き回って疲れるならタクシーを使えばいい。遊ぶ時は、お金か自分の足か、どちらかを犠牲にしないといけない。あれもこれも欲っするなら、もっと安いところに旅行に行きなさい」といった意見も。

このほか、「精神的にも物理的にも潔癖な自分は、日本が本当にうらやましい」「トイレが清潔、公共の場にはアルコール消毒液、みんな大人しく列に並ぶ、(電車などで)押し込まないと乗れないことはない、誰も列に並ぶ時にくっついてこない(中国では割り込まれないように前の人との隙間をなくす)。本当に大好き」「一番良いのは、街なかでたばこの臭いがしないこと。これは本当に素晴らしい」など日本の良さに言及する声や、「日本に何度も行ったことがある自分が言えるのは、遊びに行くなら若いうちにということ。年を取ったら少し歩いただけで足腰が痛くなるからね」との声が寄せられていた。(翻訳・編集/北田)

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