中国の有人宇宙船「神舟21号」の宇宙飛行士チームは9日、初めての船外活動を無事に終え、有人宇宙船「神舟20号」帰還モジュールの舷窓点検・写真撮影などのミッションを遂行した。新華社が伝えた。

中国有人宇宙事業弁公室によると、9日午後6時45分、約8時間に及ぶ船外活動を経て、神舟21号宇宙飛行士の張陸氏、武飛氏、張洪章氏の3人は緊密に協同し、宇宙ステーションのロボットアームおよび地上の研究スタッフの支援を受けながら、船外という第一現場における能動的な役割を十分に発揮し、神舟20号帰還モジュールの舷窓点検・撮影、宇宙ステーションのスペースデブリ防護装置の取り付け、温度制御アダプターの多層カバー交換などのミッションを順調に完了した。船外活動を行った張陸氏、武氏の2人は既に安全に実験モジュール「問天」へ帰還し、今回の船外活動は成功裏に終了した。船長の張陸氏は2年半ぶりの宇宙遊泳を行い、武氏は現時点で船外活動ミッションを遂行した最年少の宇宙飛行士となった。

計画によると、神舟21号の有人飛行ミッション期間中、宇宙飛行士チームは引き続き人員および応用ペイロードに関する船外活動を実施し、科学実験と技術試験を行うほか、状況に応じて、神舟20号帰還モジュールの損傷した舷窓に対する防護処置を行う予定だ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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