公共の場に設置されているベビールームは、赤ちゃん連れの女性にとってはとても便利な場所だ。しかし、男性が1人で赤ちゃんを連れて外出する場合、おむつ変えや粉ミルクを飲ませる場所が無くて困るというケースも多いようだ。

そんな中、広東省深セン市では、多くの公共の場のベビールームの隣に、「スーパーダディーエリア」と名付けられた男性向けベビールームが試験的に設置されており、赤ちゃん連れの男性に重宝されている。

深セン市宝安区のある大型商業施設の地下1階と5階のベビールームの隣には、この「スーパーダディーエリア」が設置されている。エリア内にはおむつ交換台や休憩用の椅子のほか、使い捨てオムツ替えシート、臭いが漏れにくいごみ箱、赤ちゃん用の体重計なども設置されていた。

深セン市にイクメン向けの「ベビールーム」が試験的に設置―中国

商業施設のカスタマーサービス部のスタッフによると、「毎日、利用する男性がいる。紙おむつなどが必要な場合は、スタッフが3分以内に届ける」という。現時点で、深セン市の主な商業施設や交通ターミナルなど20カ所以上に男性向けベビールームが試験的に設置されている。

市民の呉葦(ウー・ウェイ)さんは、「子供が2人か3人いる家庭がどんどん増えている。2人以上の子供が同時に世話を必要としている場合、父親と母親の両方が世話してあげることができる」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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