中国メディアの快科技は11日、中国が新エネルギー車浸透率60%時代に正式に突入したとする記事を掲載した。

新エネ車とは、中国におけるバッテリー式電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、燃料電池自動車(FCEV)の総称。

記事によると、12月1~7日の全国新エネ乗用車小売り浸透率が62.2%に達し、卸売り浸透率はさらに高い64.3%に達したことが、中国自動車流通協会乗用車市場情報連席分会のまとめで分かった。新エネ車浸透率とは、販売全体に占める新エネ車の割合を指す。11月の新エネ乗用車浸透率は59.3%だった。

1~11月の新エネ乗用車累計販売台数は前年同期比19.6%増の1147万2000台で、伝統的な内燃機関車の1001万台(同6%減)を大きく上回った。

浸透率の上昇は、自主ブランドの強力なけん引と切り離せない。自主ブランドとは、中国企業が立ち上げた独自ブランドのこと。11月の自主ブランドの新エネ車浸透率は79.6%で、自主ブランドが販売した車10台のうち8台弱が新エネ車だったことを意味する。

車両購入税やナンバープレート取得における優遇政策、充電インフラ整備などに伴い、新エネ車市場は今後も安定成長を維持すると予想される。(翻訳・編集/柳川)

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