「スマホの性能がどうかはそれほど重要ではない。一番重要なのはスマホケース!」。
「21世紀経済報道」によると、スマホケースショップは若い消費者でにぎわいを見せている。若者はそこで、定価が289元から729元のスマホケースや259元のスマホスタンド、289元のマグネット付きカードケースといった高価なスマホアクセサリーを競うように購入しているという。
そのショップがオンライン上に設置している公式旗艦店を見てみると、スマホケースのラインナップは豊富で、コラボ商品も多数あった。価格を見ると、安いスマホケースでも179元(約4000円)、高いものなら600元(約1万3000円)以上となっていた。
江蘇省南京市の商業市街地・珠江路や新街口にあるスマホアクセサリーショップに足を運んでみると、一般的な店舗ではスマホケースの値段は数元から数十元だったが、100元以上(約2200円)の商品もたくさん見られた。それに対して、インターネット上で販売されているスマホケースは、ほとんどが50元(約1100円)以下で、あるショップでは23.7元のスマホケースの販売件数が10万件以上に達していた。オーダメイドやコラボ商品のスマホケースとなると、価格は高くなっていた。
スマホケースのほか、スマホスタンドやマグネット付きカードケースも若者の間で人気となっている。
公開されているデータを見ると、今年10月末の時点で、ショート動画共有アプリ「抖音(中国版TikTok)」だけを見ても、スマホアクセサリーの売上高が前年同期比35%増に達していた。売上高が1億元(約22億円)の大台を突破している品目を見ると、スマホアクセサリーの増加幅が200%以上となり、ストラップチェーンやストラップも前年同期比で2倍以上に達していた。
南京の心理カウンセラー・小魚氏は、「高品質で、個性的なスマホケースが一部の消費者のニーズを満たしている。一部の消費者は、スマホケースをたくさん持っていて、季節ごとにそれを変えている。それは、新しい物や変化を通じた喜びを消費者にもたらしている。特に、ブランドバリューを備えるコラボ商品のスマホアクセサリーは、ユーザーに『特別感』をもたらす」と分析している。
公開されている報告によると、2024年、世界のスマホアクセサリーの売上高は約868億4000万ドルに達した。そして、2031年には1198億6000万ドルに達し、2025年から2031年の間の複合年間成長率(CAGR)は4.8%に達すると予測されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











