テクノロジー関連調査会社のカウンターポイントリサーチは、2025年第3四半期に世界の新エネルギー車(電気自動車、燃料電池車、プラグインハイブリッド車など、NEV)販売台数が前年同期比32%増と大幅な伸びを示すデータを発表しました。

発表によると、バッテリー式純電気自動車(BEV)が引き続き市場を主導し、世界の電気自動車(EV)販売台数の3分の2を占め、前年比32%増となりました。

プラグインハイブリッド車(PHEV)も前年比6%増と堅調に伸びています。

地域別では、中国が依然として世界成長の最大のけん引役で、世界のBEV販売の60%を占め、次いで欧州、米国が続いています。

メーカー別では、BYDグループが約60万台のBEVを販売し、前年同期比33%増と世界BEV市場のトップシェアを維持しました。同社は欧州、東南アジア、ラテンアメリカなど海外市場の業績が好調で、輸出台数は15万台を超え、海外市場の貢献度は27%に達しています。

テスラは世界シェア13%超を占め第2位となり、第3四半期の販売台数は同7%増となりました。今年の販売増は、改良版「モデルY」や、中国で発売されたロングホイールベースタイプ「モデルY」の貢献が大きいと分析されています。

吉利控股集団は世界BEV市場シェア10%で3位となり、第3四半期の販売は前年比51%増と急伸しました。傘下の「銀河(Galaxy)」「ジーカー(Zeekr)」ブランドが、中国のエントリーモデルや中級EV市場で存在感を高めています。(提供/CRI)

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