中国工業情報化部と湖北省人民政府が主催する「通信使命-2025」国家緊急通信低温・雨雪・凍結災害対応特別演習が12月11日、湖北省武漢市で実施されました。
演習は、低温の降雨・降雪や凍結災害により道路・電力・通信が同時に断絶する「三断」の極端状況を想定し、「災害の早期警戒と防止」「緊急通信指揮体系の構築」「三断時の通信確保」「交通とメディア通信の円滑化」「通信インフラの緊急復旧」の五つの実戦シナリオと15の実地科目を設定しました。
今回の演習には400人以上の人々が参加し、大・中・小型緊急通信ドローン23機、各種緊急通信装備300台以上が投入されました。参加チームはいずれも国家レベルの緊急通信1類保障チームです。
通信機能に加え、訓練要員が装着するヘルメットには高精細カメラが搭載され、救援隊員の視点から災害現場の状況や救援活動をリアルタイムで送信でき、後方による指揮・配置の可視化を実現します。
演習現場の上空には無人飛行船も浮遊していました。高度500~1000メートルで滞空でき、一度の飛行で15日以上連続稼働します。緊急通信機能に加え、つり下げポッド内に搭載されたレーザーや赤外線装置により、被災地域を24時間スキャンし、災害状況を精密に把握することができます。(提供/CRI)











