ドキュメンタリー映画「中華ウスイロイルカ」が12月12日、中国全国で公開されました。

中華ウスイロイルカは国家一級保護動物で、「海のジャイアントパンダ」とも呼ばれます。

中国語名は「中華白海豚」で、種名に「中華」を含む唯一の海洋哺乳類です。中華ウスイロイルカは種として6000万年前にまでさかのぼることができる、浅海域の真の「原住民」です。また、中国南東部の沿海海域では漁民に媽祖魚(媽祖とは中国南東沖の海を守る女神)と呼ばれ、平安の象徴とされています。現在では世界に6000頭しか生息しておらず、うち4500頭が中国の近海にいます。中国南東部の珠江河口が彼らの故郷です。

作品は「珠珠(ジュジュ)」という名の中華ウスイロイルカを「主役」に据えて、橋梁建設のために故郷を離れて漂泊生活を送り、ようやく故郷に戻った物語を記録しました。

撮影班と科学専門家チームは3600カイリを移動し、6年間を費やして撮影した数千時間の映像を82分の映画作品に凝縮しました。撮影班は中華ウスイロイルカが水面から跳び出す瞬間を撮影するために、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)が開発した重型ジャイロ安定撮影システムを使用して、86倍ズーム・毎秒400フレームで中華ウスイロイルカの眼差しと姿を記録しました。(提供/CRI)

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