2025年12月14日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、「ミス・フィンランド」に続いてフィンランドの複数の政治家が「アジアの目」ジェスチャーを行って批判が広がっていると報じた。
記事によると、9月にミス・フィンランドに選ばれたサラ・ザフチェ氏が先日、SNS上で両目を手でつり上げる画像とともに「中国人との食事」というテキストを投稿して批判が殺到、本人は「頭痛のせいでこめかみを揉んだ」などと釈明したものの、ミス・フィンランド運営委員会が事態を重く見て同氏のタイトル剥奪を決定した。
しかし、同国の右派政党フィン人党の国会議員や欧州議会議員がこのほど、ザフチェ氏への支持を示すために同様の「つり目ポーズ」をSNSに投稿した。このうちの1人は「(このポーズが)人種差別と解釈されたことは残念。私の批判はミスコンテスト運営者向けであり、アジア人を嘲笑する意図はなかった」と釈明しているという。
記事は、政治家による差別的行為の模倣は騒動をさらにエスカレートさせ、スウェーデン人民党党首のアドレルクロイツ教育相が「無責任で幼稚で愚かな行為であり、明らかに人を不快にさせる」と強く非難したほか、他の議員からも「注目集め」などといった批判が噴出していると指摘。オルポ首相率いる中道右派の国民連合党内部からも「議員の行動が人種差別と解釈される影響は広がる。最初から阻止する必要がある」との声が上がったことを伝えた。
一方、フィン人党のリーカ・プッラ財務相は、ザフチェ氏が移民として「いじめ」の対象になっており、同党は同氏を擁護しているとコメント。同党の議会団トップも議員の模倣行動を公然と支持したと紹介している。
記事は、この件について今後、国民連合党が議会において議題化し、「ゲームのルール」を再確認する必要性を提起する可能性があると報じた。
— 中国動画 (@RC00547555) December 14, 2025











