最近、多くの国際機関が相次いで2025年の中国経済の成長見通しを上方修正しています。世界銀行は0.4ポイント、国際通貨基金(IMF)は0.2ポイント、アジア開発銀行(ADB)は0.1ポイント引き上げました。

各機関は中国の輸出、とりわけハイテク分野の輸出拡大を楽観視しています。

世界銀行が12月11日に発表した中国経済に関する報告書では、中国の2025年の国内総生産(GDP)の成長率見通しを0.4ポイント上方修正し、「中国の輸出市場はより多様化し、輸出の強靱(きょうじん)さを維持するための支えとなっている」と評価しました。

ADBが12月10日に発表した「2025年アジア経済見通し」では、中国の輸出の強靭さと財政による持続的な刺激策により、2025年の中国の経済成長見通しを0.1ポイント上方修正すると発表しました。

経済協力開発機構(OECD)が発表した最新の経済見通し報告では、2025年の中国のGDP成長率予測を5%に上方修正し、人工知能(AI)による生産力の向上や消費拡大が重要なけん引力になると指摘しています。

ゴールドマン・サックス研究部によると、米国による関税の衝撃を受けているにもかかわらず、中国の輸出は依然として力強い成長を維持しています。中国の輸出実績は年間で約8%の伸びが見込まれ、多くの産業で中国製品は世界の他の競合相手よりも競争力があることを示しているということです。(提供/CRI)

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