福建省福州市の福建師範大学旗山キャンパス付近のストリートフード街に並ぶ多くの露店が10日、同じ決済QRコードを掲げて営業し、各露店の前には長蛇の列ができていた。新華社が伝えた。

露店の前には、「今日の売り上げは煎餅(中国風クレープ)を売っているおじさんが難局を乗り越えることができるよう全て寄付します」という張り紙が貼られていた。実はこのストリートフード街で同省武夷山市の特色ある煎餅を販売する張建武(ジャン・ジエンウー)さんが最近、がんと診断され、高額の治療費が必要になった。そこで張さんの家族がネット上で助けを求めたところ、現地の大学生がその書き込みを次々と転載し、情報は瞬く間に広がっていった。

福州市の露店が売り上げを寄付、闘病中の「ライバル」を支援―中国

そして張さんとこれまで毎日同じ場所で商売を営んできた「ライバル」たちも、その愛のバトンをつなぎ、同じ決済QRコードを掲げて営業することで、売り上げを寄付するという心温まる行動を取った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

福州市の露店が売り上げを寄付、闘病中の「ライバル」を支援―中国

編集部おすすめ