中国国家統計局の付凌暉報道官は12月15日に開かれた国務院報道弁公室の記者会見で、中国の11月の工業生産は全体的に安定を保ちつつ、質の向上が図られる発展の勢いを維持し、新興産業が著しく成長し、新たな発展の原動力になったと述べました。

11月の規模以上(年間主要営業収入2000万元<約4兆4000億円>以上)の電子専用材料製造の付加価値額は昨年同期比30.9%増、集積回路製造の付加価値額は同32.4%増加しました。

こうした中で、スマート製品製造業は急成長を遂げています。11月のスマート車載設備製造の付加価値額は昨年同期比30%増、スマート無人航空機製造は同49.3%増を示し、産業用ロボットの生産量は同20.6%増となっています。

また、グリーン材料の生産も急速に伸びています。11月の高性能化学繊維生産量は昨年同期比41.3%増、バイオベース化学繊維は同27.7%増と成長しました。

付報道官は、「電気自動車(EV)など新エネルギー車を代表とするグリーン産業の急成長は、中国のグリーン転換が産業高度化をけん引していることを物語っている。1~11月の中国の新エネルギー車生産台数は昨年同期比26.5%増、自動車用リチウムイオン電池生産量は同42.2%増となった」と述べました。(提供/CRI)

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