中国南部にある広西チワン族自治区の東興市にある東興出入国国境警備検査所によると、東興通関地では2025年年初来の累計出入国者数が延べ900万人を突破し、前年同期比5.3%増で2024年の年間総数を上回りました。東興通関地の出入国者数として2020年以降の最高数であり、中国とベトナムの間の文化交流と経済の往来の力強い増加を顕著に示しています。
東興国境警備検査所は2025年になって以来、観光ツアー団体の事前検査と事前登録、旅客の時間帯分散、専用レーンによる区分検査などのモデルを推進し、同時に「スマートポートによる機能強化」を模索して、入国するツアー団体の平均通関時間をかつての2時間半から20分にまで大幅に短縮しました。また、中国とベトナムの国境を越えた警察協力メカニズムや、医療救助のための「1369生命直通車」などを24時間体制で実施して、国境を越えた民生の保証における効率的な連携が実現しました。
東興通関地は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の唯一の海上と陸地がつながる国境都市にあり、出入国者が最も多く利用する通関地です。2025年には1日の平均通関者数は延べ2万4000人に達し、東興国境警備検査所で検査を受けたベトナムから中国への観光団体は延べ1万4000組を超えました。四川省など中国西部から鉄道と海路で東南アジアまでを結ぶ西部陸海新通路の建設が推進されていることに伴い、東興通関地から中国に入国した旅客は高速鉄道で中国の南西部や南部の多くの都市に直行できるようになり、国境地帯の都市と内陸部都市間の交流ルートが拡大されつつあります。(提供/CRI)











