世界貿易機関(WTO)は12月15日、スイスのジュネーブで「グローバル・バリューチェーン・リポート(2025年版)」を発表しました。同リポートは「地政学的緊張、金融の不確実性、気候変動などの現実的要因による制約に直面しているにもかかわらず、グローバル・バリューチェーンは全体的に強靭(きょうじん)性を保ちつつ再構築が進んでいる」としています。
WTOのイウェアラ事務局長は「グローバル化はまだ終わっておらず、グローバル・バリューチェーン貿易の世界総額に占める割合は、2023年は46.3%だった」と述べました。同リポートによると、バリューチェーンは、地理的再構成、デジタル化と自動化、産業政策、グリーン投資などさまざまな側面を通じて再構築が進んでいますが、貿易コストの上昇と融資不足は依然として周縁地域にとって大きな課題となっています。(提供/CRI)











