海南省人民政府は12月16日、「海南自由貿易港の全島封関の正式開始に関する通告」を発表し、海南自由貿易港において貨物の移出入をすべて輸出入とみなし、税関が監督管理する「封関運営」を12月18日から正式に開始すると表明しました。
全島封関とは、海南島全島を税関監督管理下の特殊な地域とし、海外に向けて開放し(一線開放)、内陸部とのビジネスを的確に管理し(二線管理)、さらに島内における自由貿易を基本的な特徴とする自由化・利便化政策制度を実施することを指します。
「一線開放」は、海南自由貿易港と中国関税域外の他の国や地域との間を「一線」とし、一連の自由で便利な出入国措置を実施します。
「二線管理」とは、海南自由貿易港と中国本土との間を「二線」とし、「一線」の開放と異なり、「二線」は正確な管理を実施します。
さまざまな国の人々は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に対し、海南自由貿易港が封関運営を実施することは、中国が高いレベルの対外開放を揺るぎなく拡大し、開放型世界経済の建設を推進する決意と自信を示すだけでなく、普遍的かつ包摂的な経済グローバル化を推進するための実践的な行動であると述べています。
ベルギー中国経済貿易委員会のデウィット会長は、「海南自由貿易港の全島封関運営は積極的なシグナルであり、外国企業が海南省を通じて中国市場に進出することを奨励するものだ」との考えを示しました。(提供/CRI)











