化学製品やオートバイの部品などの貨物を積載した中国・シンガポール複合一貫輸送モデルプロジェクトである重慶—東南アジア定期貨物列車が15日、重慶魚嘴駅をゆっくりと出発した。この列車は一路南へ向かい、広西チワン族自治区欽州を経由して、鉄道・海上複合一貫輸送でシンガポールを目指す。

同時に、別の線路では、自動車のKD部品を積んだ重慶—中央アジア国際定期貨物列車が出発した。こちらは、西へ向かい、新疆阿拉山口を経由して、国際鉄道複合一貫輸送でカザフスタンへ向かう。新華網が伝えた。

今回運行が始まった双方向での定期貨物列車の運行は、中国とヨーロッパを結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」と「陸海新ルート」を実際に連携させ、中国とシンガポールが「一帯一路」を共同建設する上での具体的な実践となる。これにより、中国西部とアセアン諸国、さらにはユーラシア大陸を結ぶ貿易回廊の構築が推進され、多国間協力と地域協同発展に新たなエネルギーが注入される。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

「重慶—中央アジア/重慶—東南アジア」国際定期貨物列車、双方向での出発を実現―中国

「重慶—中央アジア/重慶—東南アジア」国際定期貨物列車、双方向での出発を実現―中国

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