2025年12月16日、香港メディア・香港01は「日本旅行に注意」と題し、香港人女性が日本旅行中に刺身などを食べて腸管出血性大腸菌に感染したと報じた。

記事は、香港の衛生防護センターが現在、日本滞在中にハイリスク食品を摂取して志賀毒素産生性大腸菌(STEC)に感染した55歳の女性について調査を実施中であると紹介した。

センターによると、女性は先月22~29日に日本を訪問し、刺身、牛ひき肉、生野菜などを食べた。帰国後の30日に腹痛と下痢を発症して水様便が確認され、便サンプルを検査したところ、志賀毒素産生大腸菌が検出された。今月4~5日に開業医を受診したものの、症状は軽度であり入院はしていないという。女性自身に既往歴はなく、旅行に同行していた家族には症状は出ていないとのことだ。

記事は、センターでは過去5年間、毎年1~6件のSTEC感染例を確認しており、今年は今回が4件目になると紹介。センターが家族の健康状態について引き続き追跡調査を行っていると伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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