中国インターネット情報センター傘下の政策国際協力所がこのほど発表した「デジタル消費発展リポート(2025)」によると、2025年上半期の中国のデジタル消費ユーザー数は9億5800万人を超え、ネット利用者総数の85.3%を占めており、デジタル消費は消費をけん引する重要な原動力となりつつあります。

ユーザー構造については、「Z世代」がデジタル消費ユーザーに占める割合は27.2%で、60歳以上の「シルバー族」は12.2%、農村部住民は26.0%を占めています。

同報告書によると、2025年のデジタル消費はスマートデバイスやアートトイなど多くの細分化された分野で目立っています。今年上半期に、スマートホーム、スマートデジタル、スマートウエアラブルデバイスなどのスマート製品を購入した人はネット利用者の39.1%を占めています。また、ブラインドボックス、IP(知的財産)を活用した関連グッズ、アニメ、漫画、ゲームなどの関連製品をネット通販で購入した人はネット利用者の8.2%を占めているということです。

報告書は、「デジタル消費経路は急ピッチで高度な融合を実現しており、デジタル消費のシナリオが絶えず広がっている。デジタルレクリエーションコンテンツの供給がますます豊富になり、スマートハードウエア、文化、観光などのさまざまな分野の消費の融合を後押ししている。一方、生活サービス消費の面では、今年6月時点で、オンライン業務代行や家事・保守維持などの家庭訪問サービスの利用者は2億2300万人を超え、サービスの種類はペットのケアや高齢者介護・付き添いなど多くの分野にまで拡大し、住民の日常生活を支えている」と紹介しています。(提供/CRI)

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