中国の6G開発は「第14次五カ年計画(2021~25年)」期間において、ビジョンとニーズの定義が明確化され、技術的ブレークスルーが成果を上げ始め、標準化研究が全面的に始動するという重要な段階にある。続く「第15次五カ年計画(2026~30年)」期間では、標準化の策定と産業研究開発を重点的に実施し、2030年ごろに商用化を開始する予定だ。

さらに、35年までには大規模な商用化を実現し、1兆元(約22兆円)規模の6G産業および応用市場の育成が期待されていることが、「2026年中国情報通信研究院深度観察報告会」への取材で分かった。人民日報が伝えた。

中国情報通信研究院の専門家は、5Gで確立された三つの主要な業務シナリオに加え、6Gでは通信とAI(人工知能)の高度な融合を契機として、モバイルスマートサービスのシナリオとエコシステムを重点的に育成し、新たな経済成長源を創出していくべきだとしている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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