中国が独自開発した次世代の再利用型有人宇宙船「夢舟」は、2026年に初の飛行ミッションを実施する計画であることが16日、中国有人宇宙事業弁公室への取材で分かった。科技日報が伝えた。
「夢舟」は、有人宇宙船「神舟」をベースに全面的な高度化を図って開発されたもので、モジュール化設計を採用し、帰還モジュールとサービスモジュールで構成される。今後は低軌道の宇宙ステーション運用および有人月探査ミッションに使用される予定だ。同シリーズの月面着陸用モデルは「夢舟Y」と命名された。
2026年の有人飛行ミッション計画によると、中国は文昌宇宙発射場において、キャリアロケット「長征10号A」を初めて使用し、「夢舟1号」を打ち上げ、無人飛行試験を実施する。「夢舟1号」は打ち上げ後、中国宇宙ステーションのコアモジュールのラジアルポートにドッキングする予定だ。
また、26年には有人宇宙船の「神舟23号」「神舟24号」および宇宙補給船「天舟10号」の打ち上げも実施される予定だ。神舟23号の宇宙飛行士チームのうち1人は1年以上にわたる長期滞在試験を行う。
中国有人宇宙事業弁公室では現在、26年度の有人宇宙飛行ミッションロゴの公募を進めている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)











