ネットユーザーによる「クラウド監視」と期待の中、赤い帽子をかぶりほほ笑む「巨大雪だるま」が12月16日、中国北東部黒龍江省ハルビン市の群力音楽公園で正式に完成し、温かな笑顔で戻ってきました。

赤い帽子に赤いマフラー、そして赤いハート型のボタン、「癒やし系」の笑顔がトレードマークの巨大雪だるまは、今やハルビンの冬の風物詩となっています。

雪だるまの原型は、2019年に環境美化作業員らが川辺に作った高さ3メートルの小型雪だるまに由来します。その後、関係者の創意工夫により、ハルビン冬季観光の象徴的な景観となり、ネット上で大人気を博しています。

今年の巨大雪だるまは4日から設営を始め、彫刻家64人と建設作業員100人以上が11日間かけて完成させました。高さは19メートルに達し、使用した雪の量は過去最大の3500立方メートルを超え、より丸くふっくらとしたスタイルになっています。

雪だるまは巨大な体積であるため、美観と耐久性を高めるため、人工雪の使用が必須です。人工雪は一般の水道水ではなく、松花江の原水を使用しています。水質をより改善するため、この冬は不純物を減らすためのろ過池を一か所新設しました。

オンラインでの「クラウド監視」からオフラインでの記念撮影まで、インフルエンサー級の巨大雪だるまは、ただの景観を超え、ハルビンの都市文化と観光客の絆を深める温かいシンボルとなっています。(提供/CRI)

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