香港メディアの香港01は18日、日本のコンビニでの両替方法を紹介した香港のインフルエンサーに批判が殺到したとして、日本での両替のルールを紹介した。

記事は、「日本旅行の終盤になると手元に硬貨がたくさん残り、重くて負担に感じることが多い」とした上で、香港の旅行系インフルエンサーの女性がインスタグラムに投稿した動画で余った小銭を紙幣に変える裏ワザを紹介したことを伝えた。

女性は動画の中で、コンビニに入って商品の菓子を1袋適当に選んでセルフレジに持っていき、旅行で余った小銭をすべて機械に投入した。画面には預かり金額が「2859円」と表示され、差額の2708円がお釣りとして1000円札などで戻ってくる様子が映っている。

同インフルエンサーは「こうすれば小銭が自動的に紙幣に変わる」などと説明し、周囲の人にシェアするよう呼び掛けた。

ネットユーザーからは「不適切な行為」「現地の人を不快にさせる」「この機械はあくまで利便性を向上させるためのもので、そんな使い方をするものではない」など批判の声が上がる一方で、一部には「先日日本に行ったけど、店員も大量の硬貨を機械にそのまま入れていた」との声も見られたという。

記事は日本のウェブメディアの報道を引用し、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」では事業者は同一額面の硬貨の20枚を超える使用を拒否することができると定められている一方で、この法律は有人レジの業務負担が考慮されたものであり、小銭を自動処理してくれるセルフレジには適用されないと説明。ただし、大量に硬貨を投入するとセンサーの誤作動や詰まりを引き起こしやすく、誤って異なる硬貨などを入れて機械を故障させた場合は損害賠償を請求される可能性もあると解説した。

そして、「基本的には1回に投入する硬貨は20枚以内にし、異物が混入していないか確認する。これは、機械の故障により他の利用者に迷惑をかけないためだ」とした上で、「大量の硬貨を使いたい場合は複数回に分けて会計するか、事前に店員に確認した方がいい」とアドバイスした。(翻訳・編集/北田)

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