海南島全島を関税ゼロにする「封関運営」が18日に始まった。同日午前、SAUDKHANさんを含む外国人5人が洋浦経済開発区で「外国人就労許可証」と「居留許可証」を受け取った。

SAUDKHANさんは、「手続きはとても迅速。15日に申請を提出して、今日許可証を受け取った」と喜んでいた。中国新聞網が伝えた。

SAUDKHANさんは海南西部中心病院の形成外科・火傷科の外国人研修医で、2026年に研修を終えた後、正式に雇用される可能があるという。「就労許可証は僕にとってとても重要。海南島全島を関税ゼロにする『封関運営』が始まったので、今後はグローバルなチャンスが増えるだろう。そのチャンスをつかんで洋浦に根を下ろし、キャリアを積みたい」と話した。

「居留許可証」を受け取ったもう1人の外国人・MUHMMADABBASさんは、「手続きはとてもスピーディー。海南が世界に向けて開放されていることをここで感じることができる」と話した。

海南封関運営開始後第1陣となる「外国人就労許可証」と「居留許可証」が発行―中国

海南省の儋州市国際人材ワークステーションの万海容(ワン・ハイロン)ステーション長は、「当市の外国人の『外国人就労許可証』と『居留許可証』の審査にかかる時間は以前と比べて40%短くなった。シンガポールや韓国など11カ国の外国人がここで働いている。当ステーションは起業し、ここで暮らす外国籍の人材に、政策に関する問い合わせや環境に対する理解、就労許可証、居留許可証の申請、現地に溶け込んだ生活に至るまで、全てを手取り足取りサポートしている」と説明した。

(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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