中国メディアの紅星新聞などによると、中国のサッカークラブ、山東泰山のサポーターの潘(パン)氏から借りた7万元(約154万円)を滞納していたことを暴露された元サッカー選手の戴琳(ダイ・リン)氏(38)が、潘氏が亡くなってから5日後の今月20日に借金を完済したことが分かった。

潘氏の代わりに情報を発信していた李平康(リー・ピンカン)氏が明らかにした。

戴氏は中超(1部)リーグの遼寧宏運、上海申花、山東泰山などでDFとしてプレーし、2024年11月に現役を引退した。中国代表としても国際Aマッチ通算2試合に出場した。

元サッカー選手の戴琳氏、借金相手のサポーターが亡くなってから5日後に完済―中国メディア

重度の肝硬変を患い、医療費に困っていた潘氏が李氏を通じて戴氏の滞納を暴露すると、戴氏は一部を返済したものの、暴露したことをめぐって潘氏に侮辱的な言葉を投げ掛けた上で音信不通となった。潘氏は12月初めに容態が悪化して昏睡状態となり、15日に亡くなった。李氏によると、戴氏は借金の残りの2万9000元(約63万8000円)に5000元(約11万円)を加えて返済した。潘氏の母親は余分な5000元を返すことを希望しているが戴氏と連絡が途絶えているという。(翻訳・編集/柳川)

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