中国SNSの微博(ウェイボー)で22日、中国北部の山西省が花火・爆竹禁止令の廃止を公式発表したことが話題となった。

山西日報によると、山西省人民政府は16日、同省人民政府による124件の「行政規範性文書」の廃止に関する決定を公布した。

その中に、花火・爆竹の生産、販売、使用などを禁止する2020年8月17日の通告が含まれていた。

報道によると、中国では1990年代以降、騒音や火災、大気汚染などの問題から花火・爆竹の禁止や規制が全国で行われていたが、2023年以降、一部地域で解禁の動きが広がっている。

中国メディアの証券時報は21日、山西省が花火・爆竹禁止令の廃止を公式発表したことを受け、ネットユーザーが盛り上がっているとし、「春節(旧正月)の雰囲気が戻ってくる」との反応が見られた一方で、火災への注意を呼び掛ける声もあったと伝えた。

ウェイボー上では「花火や爆竹のない年越しは年越しじゃない」「政府は庶民の楽しみや伝統を過度に規制すべきではない」「もっと早くにこうなるべきだった」「全国で解禁にして」「山西人がうらやましい」「山西で年越しだ」「山東はいつ公式発表?」「再び禁止にならないことを祈る」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

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