中国南西部の重慶市で12月18日に開催された2025バイオものづくり大会で明らかになったところによると、中国のバイオものづくりの産業規模は近年拡大を続け、その総規模は目下1兆1000億元(約24兆6000億円)に達し、バイオ発酵製品の生産量は世界の70%以上を占めています。  

バイオものづくりとは生物由来の素材を用いたり、微生物などの能力を活用して有用物質を生産する技術や産業の総称で、第4次産業革命でのコア駆動力の一つになると認識されています。

中国工業信息化部傘下の賽迪研究院(CCID)消費財工業研究所の報告によると、第14次五カ年計画期間(2021~25年)中、中国のバイオベース材料やバイオベース化学品、食品、添加物などの細分化分野の規模は持続的に拡大し、一部のコモディティ商品の生産量は世界トップにつけているとのことです。また、独自に開発したハイスループット遺伝子シーケンサー、高精度遺伝子スプライシング装置などは重要なブレークスルーを達成し、産業科学技術革新の効果が顕著となっています。(提供/CRI)

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