中国鉄路上海局集団有限公司(以下、上鉄集団)によると、2025年の長江デルタ地域の鉄道旅客輸送量は12月18日時点で、前年より延べ3800万人(4%強)増の延べ9億人を突破し、年間の旅客輸送量としては過去最高を記録しました。
長江デルタ地域の鉄道は今年に入ってから、運行ダイヤの改正、運賃の値下げなど様々な措置を実施し、質の高い輸送能力とサービスで旅客の移動需要をけん引し、旅客輸送量の急激な増加を促進しています。
現在、実施されている2025年第4四半期の長江デルタ地域鉄道ダイヤでは、旅客列車の運行総数が1407.5往復に達しています。これまでの11カ月間でサッカーファン向けやコンサート向けなどの専用列車、チャーター列車を累計96本運行したほか、東部の浙江省では秋の休みを利用した66本の修学旅行団体を受け付け、前年同期比22.1%増となる1137万7000人を輸送しました。また、「シルバーエコノミー」に対応したサービスを提供し、高齢者向けの、誰でも利用しやすい観光列車などを運行しました。
上鉄集団は11月1日から581本の高速列車の運賃を続々と値下げしており、最低運賃は公示運賃の6割にまで抑さえられています。また、ビジネス出張、短期プロジェクトの勤務者向けや定期通勤などの旅客を対象に、回数乗車券も発売しました。
このほか、上鉄集団では「名山名水周遊券」、「水郷絵巻周遊券」など3種類の観光回数券を発売して観光需要に応えており、これらの周遊券は高速鉄道5路線の26駅を対象に、「1回購入すれば、15日間有効で途中下車や乗り継ぎが可能」という新たな組み合わせ販売モデルで、多くの旅客に便宜を提供しています。(提供/CRI)











