青島航空が運航する「QW9891便」が21日、山東省青島市の青島膠東国際空港を飛び立って韓国・大邱(テグ)に向かった。これにより、山東省初の韓国・大邱直行路線となる青島-大邱路線が正式に開通した。
新路線は毎週水・日に運航し、飛行時間は片道約2時間で、乗り継ぎをした場合に比べ、移動時間が約半分近くに短縮される。
2024年11月8日に中国が韓国を対象とした査証(ビザ)免除政策を実施して以来、同空港の韓国路線は好調さが目立っていた。統計データを見ると、25年は11月7日時点で、1年間に同空港発着の便を利用した韓国人旅客数が前年同期比23.6%増の累計延べ180万6000人に上った。また、山東省出入境・国境検査総所青島膠東国際空港出入境審査所がまとめたデータでは、今年に入ってから同空港の審査所を経由して韓国に出入国した中国の旅客は12月19日時点で同約7%増加した。
大邱は韓国の4番目の都市で、1993年に青島市と友好都市関係を締結した。両都市は経済貿易や文化などの分野での往来が活発で、青島-大邱路線の開通により、両都市は「3時間フライト圏」になった。
青島空港は中国から北東アジアに向かう際の重要なハブ空港となっている。青島空港からソウル、釜山(プサン)、済州(チェジュ)、清州(チョンジュ)など韓国の複数都市へ向かう便利な空のルートが開通しており、同空港の韓国路線は「公共交通化」した運営を実現している。現在、同空港と韓国各地を結ぶ往復旅客便は毎日約40便が運航している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











