中国メディアの紅星資本局は22日、スイス金融大手UBSが公開した世界の億万長者(ビリオネア)に関する最新の年次報告書を取り上げ、中国のビリオネアは70人増えて470人となったと伝えた。

UBSによると、10億ドル(約1560億円)以上の純資産を持つ世界のビリオネアは2919人に増え、ビリオネアの総資産額は15兆8000億ドル(約2464兆8000億円)に達し、12カ月で13%増加した。

新たにビリオネアになった人は287人で、2015年の調査開始以来、21年に次いで2番目の多さだった。アジアのビリオネアは981人から1036人に増えた。中国のビリオネアは、飲料チェーン大手、蜜雪氷城(ミーシュエ)の張兄弟(張紅超氏、張紅甫氏)など70人増えて470人となり、米国に次いで2番目に多い。

UBSの中国ウェルス・マネジメント部門責任者、マリナ・ルイ氏によると、中国で新たにビリオネアとなったのは主にハイテク産業関係者で、他の地域のビリオネアと比べて年齢が若いという特徴がある。(翻訳・編集/柳川)

編集部おすすめ