中国のSNS・小紅書(RED)に「母親を連れて日本を1週間旅行した」との投稿があり、反響を呼んでいる。

投稿者の男性は「この旅行は実はずっと前から計画していた。

その後、日中関係が緊張して、母は一度は怖いので行かないと言った。『航空券もホテルも予約してあるんだし、行かないと損だよ』と言うと、母はようやく『批判的旅行』という位置付けで日本行きを決めた」とした。

その上で、「旅行中、母はかなり慎重だった。基本的にSNSには何も投稿せず、何かを言われるのを気にしていた。しかし、実際に来てみるとネット上で言われているほど大げさな状況ではなく、街は清潔で移動も便利だった」とし、「特にどこにでも温水洗浄便座があり、母は毎日、座ったままなかなか立ち上がりたがらなかった(笑)」と説明した。

男性は「昨年のトルコ旅行で(さまざまな問題から)体験し切れずに多くの残念さを感じたのに比べると、今回の日本旅行はほぼノートラブルで、全体的な印象はとても良かった」「みんなとても親切だった。実際に自分の目で見て、母もなぜ日本が良いと言われるか理解できたみたい」とし、「私たち2人とも、きっと長く覚えている旅になったと思う」とつづった。

男性は小紅書に、東京タワーの前で楽しそうにジャンプしている母親の写真など11枚をアップしている。

この投稿に中国のネットユーザーからは「お母さん、かわいいね」「日本は本当に良いところ。私の母親も一度で好きになった」「あの問題を抜きにすれば、日本は本当に素晴らしいところ」「日本は超便利で超楽しい。みんな庶民だ。(日中関係悪化の)影響は全くないよ」「やっぱり好戦的な人はごく一握りで、両国の平和を願っている人が大多数」「旅行の意義が具現化されたね。

あなたのお母さんはきっと、ずっと覚えているだろうね」といった声が上がった。

また、「私も先日、おばあちゃんと日本を10日間旅行して帰ってきたけど、まったく問題なかった」「今月の初めに両親を連れて(日本に)行ってきた。彼らは道中、ずっと楽しそうで、お金と労力がかかってもその価値があると感じているようだった」「うちの父親は面白い。(日本に)行く前は『一次ビザでいいだろ』って言っていたのに、帰ってきたら毎年(日本に)行きたいって言ってる」「年越し(春節)に両親を連れて(日本に)行きたくて、(現在の情勢で)ずっと悩んでいたけど、あなたの投稿を見て(日本に行こうと)心が決まった」といった声も。

さらに、「日本の禁断症状は本当に長く続く。9月に行ったのに、今でもまだ忘れられないよ」「福岡から帰ってきたばかりだけど、温泉で現地のおじいさんとおしゃべりした。『どこから来たの?』って聞かれたから中国って答えたら、相手は何も驚いた様子もなく『上海に行ったことがあるよ。すごく大きな都市だよね』って言ってくれた。差別なんて一切されなかった」「日本で出会った人はみんな友好的で、トイレは清潔で、全体的にモラルが高い。日本人はただ、ルールを守らない人を歓迎しないだけなんだ」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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