上海市浦東新区デジタル海外進出行動計画が22日に始まった。浦東新区はデータ要素の市場化配置改革に焦点を当て、データ安全の秩序ある越境流通を促進していく。

上海市ひいては中国全土のデジタル経済開放協力の深化、新型データ要素グローバル化配置ルートの模索に向けたモデル・けん引効果を発揮する。新華社が伝えた。

説明によると、同計画は世界の市場に焦点を当て、デジタルをそのけん引力とすることで、産業高度化と技術進歩を促していく。2028年までに浦東新区を、制度連携が円滑で、データ流通が効率的で、サービスシステムが整い、セキュリティー基盤が堅固なデジタル海外進出の最優先拠点、グローバルなデータ要素の越境配置における中核ハブにしていく。

浦東新区データ局の岑煥彩(ツェン・ホワンツァイ)副局長は、「同計画は開放ルール、データ要素、海外進出サービス、新インフラ基盤という4大分野の高度化に取り組み、かつ19項目の具体的措置で企業の海外進出をサポートする」としている。

上海市データ局と浦東新区は同日、「上海市デジタル海外進出サービス拠点」を共同で設立した。陸家嘴デジタル・スマート港を利用し、国内向け産業サービス組織と対外向け専門のサービスプラットフォームとしての機能を統合し、全期間ワンストップ式の海外進出デジタルサービス・サポート体制を形成し、デジタル技術・製品・サービスの世界市場進出を後押しする。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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