内モンゴル自治区の包頭市と寧夏回族自治区の銀川市を結ぶ高速鉄道の包頭-恵農(寧夏)区間が23日に開通した。新時代における中国西部エリアの大開発に新たな原動力が注入されると期待されている。

包銀高速鉄道は包頭駅を出発して、内モンゴル自治区の包頭市、バヤンノール市、オルドス市、烏海市、寧夏回族自治区の石嘴山市を経由して銀川市に入り、銀川駅に到着する。全長519キロ、設計時速250キロで、複数の区間に分けて建設が進められていた。そのうちの惠農と銀川を結ぶ区間は全長97キロで、2024年10月に開通していた。今回開通した包頭と恵農を結ぶ区間の全長は422キロとなっている。

包頭-銀川高速鉄道が全線開通―中国

包銀高速鉄道の包頭-恵農区間が開通したことで、包頭駅―恵農南駅間の所要時間が最速2時間7分、包頭駅―銀川駅間の所要時間が最速2時間38分となり、これまでの普通列車と比べると、それぞれ2時間29分と3時間20分短縮されている。また。内モンゴル自治区のフフホト-銀川間の所要時間は最速4時間3分、フフホト-甘粛省蘭州間の所要時間は最速7時間27分となり、これまでで最も速かった旅客列車と比べてそれぞれ3時間54分と2時間59分短縮された。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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