2025年12月23日、香港メディア・香港01は、中国吉林省で大きな金鉱が相次いで見つかっていることを報じた。
記事は、吉林省地質鉱産局が今年に入って省内の複数地域で鉱石の探査において大きな進展を得たと発表し、伊通満族自治県で昨年確認された22トンの金資源量に加え、今年の探査によって周辺地域で新たに38トンの大型金鉱床の存在が確認されたことを明らかにしたと伝えた。
また、集安市では新エネルギーや電子情報分野に欠かせない原材料である結晶質グラファイト鉱829万トンが確認され、潜在的な経済価値は540億元(約1兆2000億円)に上ると伝え、こちらも同局が今年複数の特別探査プロジェクトを推進しており、1000万トンクラスのグラファイト鉱区化を目指していると報じた。
さらに樺甸市では、銅、ニッケル、コバルト、金、プラチナ、パラジウムの計6種の金属が共存する鉱体を省内で初めて発見したと紹介。水素燃料電池の材料にもなるプラチナやパラジウムを含む複数の資源を効率的に回収できることから、産業の高度化と環境保護の両立に寄与することが期待されていると伝えた。(編集・翻訳/川尻)











