世界初のサーモン養殖工船「蘇海1号」は12月23日、中国沿海地区中部の江蘇省連雲港市でサーモンの稚魚を初めて投入し、間もなく深海域養殖を開始します。厳選されたサーモンの稚魚は、輸送箱と専用パイプを通じて岸から「蘇海1号」の船内へ移されました。
「蘇海1号」は全長249.8メートル、養殖水量は8万3000立方メートルに及び、15の閉鎖式養殖区画を配備し、安定稼働後、サーモンの年間養殖量は8000トン以上に達する見込みです。「蘇海1号」は、固定された伝統的な「いけす」の「天候に左右される」制約から脱却し、自主航行能力により良質な水域を選んで養殖を展開し、設備は新鮮な海水を吸い込み、養殖区画内で育つ魚類の成長需要を満たすことができます。「魚に寄り添って移動し、海を選んで育てる」ことを実現し、台風などの自然災害を効果的に回避すると同時に、精密管理とスマート制御を通じて、サーモンの成長のために安定、安全、制御可能な環境を作っていきます。
「蘇海1号」はサーモンの稚魚40万尾を投入した後、深海域に進出し、大規模養殖・生産段階に入り、来年の夏頃に出荷される見込みです。(提供/CRI)











