海南省の海口税関が23日に明らかにしたところによると、中国石化海南煉油化工が生産したポリプロピレン55.25トンが「分散出荷、集中申告」モデルによって洋浦港の「二線口岸(海南自由貿易港と中国との間の通関地)」から島外へ順調に出荷された。これは海南自由貿易港で「分散出荷、集中申告」モデルを通じて通関が行われた貨物の第一弾となる。
「分散出荷、集中申告」は海南自由貿易港で海南島全島を関税ゼロとする「封関運営」がスタートした後、「二線口岸」に対して実施されている税関監督管理のイノベーションモデルであり、主に税関高級認証企業と信用「ホワイトリスト」に入っている企業に適用される。
対象となる貨物は、以下の3類となっている。
(1)海南自由貿易港の関税ゼロ対象貨物とその加工品。
(2)海南島内で加工された製品の付加価値が30%以上に達した場合に中国大陸部への移動時に輸入関税が免除される「加工付加価値免税政策」を適用される保税貨物。
(3)中国域外から海南自由貿易港に移動する場合に貿易管理措置を緩和される貨物とその加工品。
同モデルにおいては、企業が必要に応じて先に貨物を分散させて海南島外へ移動させる手続きを行い、規定の期限内に後から集中的に申告を行うことが認められる。特に、生産を主業務とする企業の小ロット・多頻度の海南島外への移動のニーズに適しており、物流の効率向上に役立つことが期待される。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











