中国のネットユーザーがこのほど、「杭州東駅が無料で夜間休息エリアを提供しており、私は19日夜11時過ぎにチェックインした」と投稿した。その投稿内容によると、仮眠スペースとは浙江省杭州市の杭州東駅の駅前広場に設置された「緑皮車」(従来の普通列車)4両のことで、身分証明書を提示すると、スタッフが男女別に車両に案内してくれるという。

投稿内容では、各車両にリクライニングチェアがずらりと並んでおり、無料で利用できる毛布やお湯の提供のほか、ライトや荷物棚、電源コンセントが備え付けられており、夜0時になると消灯すると紹介されている。

杭州東駅にある無料の夜間休息エリアはレトロな車両「緑皮車」―中国

取材したところ、この無料で仮眠できる「緑皮車」が杭州東駅に設置されてから、すでに約3カ月になることが分かった。

杭州東駅にある無料の夜間休息エリアはレトロな車両「緑皮車」―中国

杭州市の公式アカウント「杭州発布」によると、9月26日午後10時、杭州東駅東広場に設置された「緑皮車」に電気が灯され、「星辰守護」と名付けられた旅客夜間休息エリアがプレオープンした。毎日、午後10時から翌日午前8時まで、旅客は対応する列車の乗車券を提示すれば、そこで休息することができる。

杭州東駅にある無料の夜間休息エリアはレトロな車両「緑皮車」―中国

杭州東駅の職員によると、「緑皮車」は杭州東駅前の東広場に設置されており、そこではレトロなムード漂う記念写真を撮影することできるほか、旅客に夜間休息エリアを提供している。夜間休息エリアが設置されている4両には、合わせて旅客126人まで利用することが可能。また、ドリンクコーナーや図書エリアなどのほか、緊急時用の薬も備え付けられている。

杭州東駅にある無料の夜間休息エリアはレトロな車両「緑皮車」―中国

さらに、各車両には女性専用のカーテン付きのベビーケアコーナーがあり、子連れの母親向けのスペースが確保されている。また、4両目は女性専用車両となっており、女性が一人で利用する場合、スタッフはその車両に優先的に案内してくれる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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