黒竜江省のハルビン市から「中国の北極」と呼ばれる漠河市に向かう東北テイストをテーマにした列車・K7041号が22日午後6時20分、ハルビン駅から出発した。
車内に入ると、壁は東北エリアの人々にとってはおなじみのオンドルをほうふつさせる赤いレンガがデザインされ、ベッドには派手な色合いで牡丹の花などがプリントされている花柄「東北大花」のベッドカバーが使われている。
さらに、東北エリアの冬の名物であるナシを凍らせた「凍梨」や柿を凍らせた「凍柿子」が提供されているほか、ポップコーン、煎餅(中国風クレープ)などの香りが漂い、東北エリアの民家のオンドルの上で過ごしているような気分を体験できる。
一部の寝台列車に特色あふれる飾り付けが施されているほか、食堂車も東北エリアテイストのデザインとなっている。そこでは、無形文化遺産の伝承人が樺皮を使った焼き絵(杜拉爾氏樺皮焼き絵)を披露しているほか、オロチョン族の人々が民族の特色あふれる手工芸品を旅客に熱心に紹介している。
さらに、旅客は列車で窗花(窓飾りの切り絵)を作成したり、餃子を作ったり、花柄の綿入れ上着を着て写真を撮影したりして、東北エリアの風習や習慣の魅力を存分に楽しむことができる。
K7041号の全長は1194キロで、ハルビン-漠河間の所要時間は17時間半。森林と雪原からなる「林海雪原」を通過するこの列車は、美しい景色と特色あふれる「おもてなし」が特徴だ。旅客の間では親しみを込めて「雪国列車」と呼ばれており、「中国北方探訪旅行」の第一の選択肢となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











