中国人民銀行(中央銀行)金融政策委員会の2025年第4四半期(10-12月)例会(第111回例会)が12月18日に開催された。

例会では、世界と中国国内の経済・金融情勢について分析が行われた。

世界的な情勢については、現在は外部環境の変化の影響が深まり、世界経済は成長のエネルギーが不足し、貿易障壁が増大し、主要エコノミーの経済状況には分化の傾向が見られ、インフレ情勢と金融政策調整には不確実性が存在するという見方が示された。

中国国内の情勢については次のような見方が示された。中国経済の運営状況は全体として安定し、安定の中で成長し、質の高い発展が新たな成果を上げたが、供給は強いが需要が弱いという矛盾の突出といった問題や課題に引き続き直面している。適度に緩和された金融政策を引き続き実施し、カウンターシクリカルな調整とクロスシクリカルな調整を強化し、金融政策ツールの総量・構造の二つの機能をよりよく発揮させ、金融政策と財政政策の協働・協力を強化し、経済の安定的成長と物価の合理的回復を促進しなければならない。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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