日本政府は12月26日、2026年度予算案を決定しました。財務省の発表によれば、予算全体の規模は史上最高の122兆3000億円です。

うち防衛予算は14年連続で上昇して9兆400億円に達しました。防衛予算が増加を続けていることで、日本では社会の各界で懸念が強まっています。

軍事評論家の小西誠氏は、「日本政府は軍事費をGDPの2%、2.5%、さらには3%へと引き上げた。日本はまさに、驚くべき速度で軍国主義化しつつある」と懸念を示しました。

戦争の実態を研究してきた山辺昌彦氏は、「平和のためではないと思う。それより、日本は戦争を進められる防衛力を強化しているように思える。そのようなやり方によって、日本は一歩、一歩、戦争に向かって進んでいる。とても危険なことと思う」との意見を表明しました。

抗議する民衆は、「防衛費の新たな増額、カネはどこから来るのだ。それを賄うのは国債との説明だが、さらには消費税を増税し、所得税を増税する。すべて人々の生活を徹底的に破壊するものではないか。今では年越し用品を買えない人や、米すら買えない人も増えている」と、怒りをあらわにしました。

(提供/CRI)

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