中国のSNS・小紅書(RED)に「最もガッカリした旅行先:日本」との投稿があり、反響を呼んだ。

投稿者の女性は「これまで20カ国以上を訪れてきて、正直あまり面白くなかった場所もいくつかあったけど、日本はその中でも特に失望が大きかった国だ」と吐露。

「ネット上では日本を過剰に持ち上げる声があまりにも多く、それも失望した理由の一つかもしれない。期待値が高すぎた分、ギャップが大きかったのだと思う」と記した。

その上で、昨年の春節(旧正月)に東京と大阪、京都などを8日間旅行した経験から、気に入らなかった理由を主に二つ挙げた。一つは「景色が普通」だったことだといい、まず東京について「ニューヨーク、ロンドンと共に世界3大都市と言われるが、都心部の雰囲気はニューヨークに少し似ているものの、繁華さや景観の面ではニューヨークとまったく比べられるものではなかった。建築も、ロンドンのようなヨーロッパ調の建物ほど美しいとは感じられず、全体的に『普通』という印象だった」と回想した。

次に富士山について、「確かに美しいが、結局のところ山が一つあるだけで単調。どこから見ても同じ形で、スイスやオーストリアで見たアルプス山脈の圧倒的な迫力と比べると、感動の度合いはかなり劣ると感じた」と指摘。京都については「日本らしさがあり、繊細で洗練されているが、それが逆に日本全体の印象を象徴しているようだった。つまり、精緻ではあるものの、中国の文化や建築との違いが欧米と比較した時ほど顕著ではなく、私にとってはインパクトに欠けた」と評した。

有馬温泉については「日本旅行の中で最も気に入った場所」とし、「有名な有馬温泉の旅館に宿泊し、とてもリラックスできて、おすすめできる宿だった」と高評価。ただ、「正直なところ、設備の整った五つ星クラスの温泉ホテルという印象で、同じレベルの体験は中国国内でも十分に得られるのではないかという気もした」とした。大阪については「個人の感想だが、最も特徴が感じられない街だった。

元々ショッピングにはあまり興味はなく、大阪のにぎやかな商業エリアを歩いても、あまり楽しさを見いだせなかった」と述べた。

気に入らなかったもう一つの理由は「コスパ」だという。女性は夫と2人で8日間旅行し、買い物代を除いておよそ4万元(約90万円)かかったと説明。航空券が往復で8000元(約18万円)、宿泊は1泊1500~2000元(約3万3000~4万5000円)ほど。食事は何度か高めの店に行ったものの大半は普通のレストランだったという。女性は「春節で価格が上がっていた可能性はあるけど、欧州に行っても同じくらい。この金額を出すなら欧米で休暇を過ごした方がいいと感じた」と述べた。

一方で、「日本で評価できる点が一つあるとすれば、食べ物がおいしいこと。滞在中は、ほぼ毎食とても満足して食事を楽しめた」とした。そして、総合的には「可もなく不可もなく」という感じで、「今後、クルーズ旅行やスキーで訪れる可能性はあるかもしれないけど、観光やバカンスを目的に日本に行くことはおそらくもうないと思う」とつづった。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「東京はニューヨークよりずっと繁華だと思う。建築物も細やかで独特の美しさがある。

ニューヨークはよく見るとぼろい。ロンドンは治安と商業都市の規模では東京と比べようもない」「日本の風景を見るような場所に行くと、普通に感じるのはそうだろう。でも、基本的な都市のつくりは精緻。それに、桜や紅葉の時期の大通りや小道はどこもとても美しい」「あなたが好きだと言っていたイタリアはスリや強盗がとても多い。日本は8回旅行したことがあるけど、深夜でも女性1人で出歩けるほど安心感がある。街なかでスマホを見ていても奪われる心配をしなくていい」「東京はとても良いと思う。物価もロンドンやニューヨークよりずっと安いし、街も清潔。もしかして事前によく調べて行かなかったのでは?」といった声や、「あなたは日本に行かない方がいい」「うん、もう(日本に)行くな」など辛辣なコメントも寄せられた。

また、「20カ国以上に行って、それでも日本が高いと感じるの?」「旅行関連の投稿ではたいてい、一番リーズナブルなのは日本と言われている。高いと言っているのはあなただけ」「風景の感じ方は人それぞれとして、日本旅行が高いというのは理解できないな。日本は先進国では一番安い方」といった疑問の声も多かったが、これに対して女性は「ロンドンやニューヨークの方が高いからといって、日本が高くないということにはならない。この旅の出費が予想を超えたので高いと感じただけ。

同じ金額でも欧州なら高いと感じなかったと思う」と反論した。

このほか、「私も日本はすごく普通だと思う。数日遊んだけど、なんてことなかった。日本料理も好きじゃないし」「私もあなたと同じ感想。日本はつまらなすぎた。全体的な雰囲気が抑圧的で、気分が全然晴れなかった」など女性に賛同する意見や、「小紅書で日本の悪い所を言うとは、勇気があるね!」「『日本は良くない』と言うとすぐにたたかれるんだよね。私も前に日本は米国ほど良くないと投稿したら、ボコボコにたたかれた(泣)」「ここでは日本を悪く言うのは許されないんだよ(呆)」などと愚痴をこぼすユーザーも散見された。(翻訳・編集/北田)

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