フランスメディアのRFIはこのほど、中国はすでに世界最大のキャビア輸出国と紹介する記事を発表した。
パリに本社を置き、キャビアの最高峰ブランドの一つとされるカビアリは、中国産キャビアに最も早く注目した企業の一つでもある。
カビアリは中国産キャビアを扱い始めた初期段階で、懸念を示す顧客を説得せねばならなかったという。しかし状況は変わった。現在では、フランス国内にあるミシュランの星付きレストランのシェフの半数が、中国産キャビアを使っている。カビアリ総支配人のカリン・ネボット氏は「今では何のためらいもなく、このキャビアは中国産だと言うことができます」と打ち明けた。
中国産キャビアが世界を席巻することができた第1の理由は、その生産量が極めて多いことだ。世界で消費されるキャビアのうち、半分近くが中国産だ。チョウザメが産卵するまでには、飼育開始から最長で25年という膨大な年月がかかるが、中国では現在もチョウザメの養殖場が増えつつある。
中国では2024年、キャビアの生産量が200トンに達した。
カルガ・クイーンはかつてフランス、スイス、米国の老舗ブランドのためにキャビアのOEM(受託生産)を行っていた。しかし品質が世界のトップシェフに認められるようになると、自社ブランドで国際市場に打って出るようになった。しかも、伝統的な生産国だったイランのキャビアは、同国を巡る核問題の影響で、貿易から締め出されるようになった。さらには同じく伝統的な生産国であるロシア産のキャビアも、ウクライナ侵攻の影響を受けて国際的な流通が極めて難しくなった。このような追い風もあって、中国はわずか10年の間に、世界最大のキャビア輸出国の地位を確固たるものにした。(翻訳・編集/如月隼人)











