中国国家スーパーコンピューティング・インターネットプラットフォームは4日、登録ユーザー数が100万人を超えたと発表した。これは、中国における一体化型演算能力サービスシステムが新たな段階に入ったことを示している。

中国新聞社が伝えた。

国家スーパーコンピューティング・インターネットプラットフォームは2025年、国家の演算能力に関するトップレベルデザインに深く関与し、国家データ局の「演算能力モニタリング・スケジューリング」試行任務を担い、全国の演算能力資源の効率的な協調を推進した。同年8月には「スーパーコンピューティング・インターネット標準システム」が初期的に整備され、資源、スケジューリング、サービスを含む全チェーンを網羅。12月には「スーパーコンピューティング・インターネット参考アーキテクチャ」と「プラットフォーム運営要件」の2つの中核標準が国家標準として承認され、地域レベルの演算能力ネットワーク構築に指針を提供している。

同プラットフォームは、25年初頭に「AIエコシステム・パートナー加速計画」を始動し、100社を超える技術ベンダー、開発者、研究機関が参加し、「AI(人工知能)エコシステム産業マップ」および「国産大規模言語モデル応用エコシステムマップ」を発表し、AIエコシステムの全体像を明確にした。

同プラットフォームは、演算能力の利用ハードルを継続的に引き下げ、「演算能力+AI」の融合イノベーションを推進している。25年には関連サービスの可視化と全面的な高度化を実現し、AIコミュニティを開設して技術交流とリソース共有プラットフォームの提供を開始した。さらに、2025年12月に公開された「科学計算AIエージェント」は、研究シーンに特化し、研究者の効率的な支援ツールとなっている。このほか、7×24時間の専門支援体制を構築し、コミュニティーやオンライン公開講座などのチャンネルを通じてユーザーと密接に連携。企業、研究機関、個人開発者が演算能力資源に効率的にアクセスできるよう支援し、技術と需要を結ぶ重要な橋渡し役を担っている。

現在、国家スーパーコンピューティング・インターネットプラットフォームは、全国14の省・市にまたがる30以上の国家レベルスーパーコンピューティングおよびスマート計算センターに接続。15万枚以上のアクセラレータカード、200万コアのヘテロジニアス・コンピューティング資源プールを統合し、全国最大規模の演算能力ネットワークを形成している。

演算能力サービスの仕様は70種類に拡大し、科学計算、産業シミュレーション、AIトレーニングなど多様なニーズに対応している。

同時に、中国スーパーコンピューティング・インターネット共同体のメンバーは200社近くに達し、全国複数地域のスーパーコンピューティングセンターや産業チェーンの上下流企業をカバーしている。これまでに600社のサービス事業者が集まり、7200件の演算能力商品がリリースされ、20万回を超える提供実績を達成した。AIコミュニティーにも業界の主要企業が相次いで参入し、オープンソースの大規模言語モデル、AIエージェント、データセットなどの資源が継続的に充実し、ユーザーによる革新的なアプリケーションの迅速な構築を支援している。

なお、中国のスーパーコンピューティング・インターネット構築を推進するため、中国科学技術部は23年4月に同インターネットの展開を正式に開始した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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